2017年5月16日(火)、秋田青年会議所さんにお呼び頂き、「大人が変われば子供も変わる 〜学ぼう!子供との関わり方〜」という演題でお話させて頂きました。
9割以上が男性その多くが父親という中で、このテーマのお話ができたことは非常に嬉しいことです。
母親向けの講演やセミナーでお話する機会がほとんどの中、父親は子どもとどう関わり、状況をどれだけわかっているか、妻との共通理解や役割分担、どんな悩みを抱えているのかなどワークショップを通して伝え合い、聞き合って発表して頂く場面を盛り込みました。
この様な機会は、男性にとって父親にとってやはり少ないのでしょう。一人ひとり熱心に話す姿が印象的でした。この時間に大事な気づきをもらえてよかったとのご感想を頂き嬉しかった…
”妻に任せっきりで子どものこと、知らないことばかりでした”
それはもったいなかったですね
子育ては期間限定ですから…
「自立」のところでは、以前私がミクロネシアの無人島で不登校の子どもたちと暮らした経験を交えながらお話しました。
物のない不自由な環境から工夫する力や作り出す力などが生まれたこと。火を起こすところから始まり、魚を獲り、やしの実やバナナを探す毎日。
生きるためにどうするかが日々の課題。
すぐに誰かやってくれたり、欲しいものがすぐに手に入ったり、スイッチひとつの楽で便利な生活の中では育ちません。
実際無人島生活をさせることは不可能ですが、少なくとも私は日常の中で、子どもに不便や不自由、難儀なこと、困ること、うまくいかないこと、失敗するなどの「負荷」のかかる環境が必要であると感じています。
「どうしよう…」「困った…」「何ができる?」「どんな方法がある?」「よし、やってみよう!」
「いい子」より「たくましく折れない子」
を育ていくことが、これからの時代より大事ではないかと私は考えています。
お腹をいためて産んだのは確かに母親ですが、
作ったのは二人ですね。
子育てにおいて何よりパートナーシップがその土台にあってほしいものです。
この日はちょうど結婚25年の記念日でした。
スライドを見ながら、私自身がこれまでの子育てや夫婦のあゆみを改めて振り返らせて頂く時間にもなりました。
子育ては”期間限定”。
「夫婦育ち」はそこからがまた新たなスタート。
この機会に多くの方に心から感謝したいと思います。